先週のBanditに続いて今週はNinja 1000
レンタルで丸一日、24時間借りて460kmほど走ってみました。東北道で日光に行って金精峠経由で群馬に抜けて関越で帰宅。セパハン&アルミフレーム&トラコン&ラジアルポンプブレーキマスター童貞喪失。
2015年モデルなのでマイナーチェンジ後の型。それ以前のモデルとはKTRC(カワサキ・トラクション・コントロール[3モード])とパワーモードセレクション(フル/ロー)が装備されているのが最も大きな違い。
コレが2016年モデルになるとアシスト&スリッパークラッチが追加になります。
とりあえずパワーモードをローにして出発w
トラクションコントロールは中間に設定しました。左ハンドルのボタンで簡単に切り替えできるのは便利。信号停車のタイミングとかで切り替え可能ですが走行中は変更できませんでした。
借りたのが夜だったのですが、先週のBanditとは違って乗り出し直後は"コレなら乗れる"感が薄かったです。一日乗ったら"乗れる感"が得られたのでNInja 400と比べると足つきが悪いことが原因かもですが、まったりとトルクが出てダラっと乗れるBanditと比較するとキビキビ走ることを求められるオートバイな感じ。低速トルクがウリなビッグネイキッド由来のBanditとZX-9Rのエンジンを積んだストファイ(Z1000)由来のNinjaの違いでしょうか。
以下、印象をメモ。なお、素人ヲッサンのたわごとであることを予め申し上げておきますw
乗ってみた
車体形式にZXが付くホンモノのNinja。ER系な650/400はあと付けでNinjaというペットネームを与えられてはいるもののやはり中忍。走りに求められているレベルが違うのだろうなぁというのが率直な感想。
Banditも同様ですがクラッチが重いと言ってもシフトチェンジの回数が少ないので一日乗っても全く大丈夫。エンブレ多用派なので、Ninja 1000に2016年モデルから装備されたアシスト&スリッパークラッチは要らない。
買うなら2014~15年モデルの中古だな。それなら2017年にフル or マイナーチェンジあっても許せるw
素敵なところ
- ツーリング向けな車体
高めにマウントされたセパハンと安楽なポジション。簡単に高さを変えられるスクリーン。高速道路では足をステップから後ろにずらしてマフラーガードに載せるとバックステップみたいなポジションになって前傾姿勢が楽。
- 高速巡航が楽。
Ninja 400で高速を走っている時にいつも探す"幻の7速ギア"がNinja 1000の6速として装備されてました。安心して高速巡航できる速度がNInja 400比で+20km/hされる感じ。そもそも大型欲しくなったのも高速道路での安楽さを求めてだから、コレは大きい。ちなみにBanditではこの感じはありませんでした。
- コーナリングでの安心感
接地感が凄い。サスペンションが優秀だってことが大きいのではないかと思いますが、少々ギア選択間違えてもどこからでもトルクが出るので後輪にトラクションかかった状態を維持出来てるってのも安心感に繋がってます。ちなみにタイヤは9分山のPIRELLI Angel STを履いてました。前回のBanditと同様、タイヤが新しいって分を割り引かないとかも。
- 味のあるエンジン
4気筒ってモーターみたいに廻るんでしょ?っていう私の思い込みが無くなりました。特にパワーモードをFULLに変更してからはアクセルの開け閉めが楽しく。低回転での振動も車体からのフィードバックと考えれば逆に好印象。多分Banditと比較すると"飽きないエンジン"だな。コレ。
- ABS&トラコン
一度、人のいない山道で思いっきりリア踏みつけて動作させてみました。うん。やっぱりABSって素敵。ブレーキがロックしないという心理的な安心感は絶大です。Ninja 400ではどこまで握るとフロントロックするのか知らないし試す気もないので、どうしてもブレーキが遠慮がちになるんですよね。
トラコンの動作感は分かりませんでしたが、このパワーだと雨の日マンホール対策にトラコンは必須なのではないでしょうか。
今回も関越で吹き流しがほぼ真横向いてる区間がありましたが、横風は大丈夫。Banditに比べると多少影響受ける感じはありましたが車重差分でしょう。これなら安心。
その他追い越し加速や登りの道でのグイグイ感などは前回のBanditと共通。車体もコンパクトで取り回しも不自由無いので大型のメリットを100%享受できる。
ん?なところ
- 売れてる。
天邪鬼ですがBanditと違って沢山走ってるのでツーリング先で被ること必死。今日一日で10台くらいは見てます。多分買ったらひと目で自分のだと分かる様にドレスアップしたくなると思われます。
- Banditに続いてケツが痛くて割れちゃうシート。
ゲルザブ必須。とはいえゲルザブ追加することでシート高も上がっちゃうよなぁ.....
- ニュートラルが出しにくかった。
ストロークが短くてカチカチ入るシフトペダルですが、ニュートラルが出しにくく最後まで慣れませんでした。個体差ならいいのですが.....
- 顔とデカール。
いまとなっては一世代前のNinja顔をしています。コレ、私の勝手な予想ですがGSX-S1000Fにも対抗しないといけないですし、2017年モデルではフルモデルチェンジが無くても最近のNinja顔にフェイスリフトされるんじゃないかなぁ。
あとNInjaデカールも少々安っぽい。コレはNinja 400 SE用の立体ロゴパーツを仕入れて付ければ解決するかな。
- 足が痺れた。
といっても軽く,,,,ですが。高速道路を1時間半くらい連続走行して降りたら足が痺れてました。ステップはラバーマウント+ゴム装着なのですが、コレは仕方ないのかな。逆に休まず結構な距離を連続走行できるってのはメリットだし。
現時点の感想(2台乗車後)
「なるほど。みんな大型に乗るわけだw」という納得の仕方をしています。
豊かなトルク&パワーと、それを受け止めるシャシー&サスペンションが走っている時の安心感に繋がってる。
パワーカーブ調べてみたら、100馬力以上といっても結局私の乗り方だとツーリングでの通常走行域で使うのは50~60馬力。Maxでも80馬力くらいしか出してない。必要なパワーが直ぐに取り出せてトルクが豊かだというのは素敵なことなのですね。
ただ、エンジンの能力は2台とも扱いきれないレベルなので、素人ヲッサンライダーだと"オートバイに乗せられてる感"がある。一度Ninja 650にどっかで試乗してみたい。
レンタルバイクでのツーリングなど、Ninja 1000に関する記事はここに集めています。
維水志萌一
すごい!仕事が早い!
いやー、楽しみにしてた甲斐がありました。
なるほど、接地感がスゴイってところから来る安心感なんですね。
そしてやはり高速での安心感が違うんですよね。
私も大型が欲しい理由の一つはそこにあります。
余裕をもって遠出できそうですもん。
やっぱカワサキの4気筒は他と違うでしょ。
kenji00から維水志萌一への返信
記事にも追記しましたが"ブレーキがロックしない"っていう心理的な安心感も大きいです。
ただ使い切れないエンジンを持つNInja 1000に乗って「Ninja 650も乗らないと...」って思いが強くなりました。
レンタルバイクもあるので、機会を見て借りてみます。
もしかしたら接地感はオーリンズのサスペンション入れたらNinja 400でも改善されるかもなぁ...なんて思いますがテストのために10万超の投資するのはちょっと.....w
サスケ
トラクションコントロールの設定はアクセルを戻した状態にすれば、走行中でも変えられますよ。
kenji00からサスケへの返信
サスケさん、はじめまして。
あぁ、トラコンはそうなんですね。
店頭試乗で気づけない点もある程度ツーリングすれば....と思ってレンタルバイクしてますがやはり細かな使い勝手とかは長く乗る or 事前にマニュアル読まないとですねー。
サスケ
そうですね~、私も取説を見るまで気が付きませんでした、
考えてみると、トラコン&パワーモードはライディング中に 設定を変えられないと不便ですからね
因みに、ライディング中に設定を変更したときは、SELボタンを押さなくてもアクセルを開けると確定出来ますよ。