親権の無い子供がいまして.....
さて。私、バツが2個ほどついている訳ですが、2つ目の☓のところには私には親権の無い子供が4名ほどいます。長男はこの子w
どうも2ヶ月くらい前から気になる脂肪腫が出来ていたらしいのですが、かかりつけである近所の動物病院で全身麻酔での切除を選択肢として提示された模様。とはいえ細胞診では脂肪しか検出されていないということらしいので、念の為セカンドオピニオンを貰おうという話になりました。とはいえ元相方の人は免許が無いので近所以外の動物病院には非常に行きにくい.....
という訳で運転手出撃です。
子供たち(全員猫です。念の為w)が暮らしているマンションへバイクで行って、近くのカーシェアリングで車を調達して病院へGO
この病院は、10年ほど前に末っ子が"実験以外では猫としては日本で初めての人工心臓を使った手術"をした場所。生まれながらの心臓病(ファロー四徴症)で余命3ヶ月くらいと言われていた彼ですが、いまも元気に暮らしていますw
ファロー四徴症
120年前にフランスの医師ファローによって報告されたチアノーゼをともなう先天性心疾患です。心臓の発生の段階で、肺動脈と大動脈の2つの大きな血管を分ける仕切りの壁が体の前方にずれたために起こる心臓の異常で、以下の4つの特徴をもつ心疾患をファロー四徴症と呼びます。
- 左右の心室を分ける心室中隔という仕切りの壁の大きな穴(心室中隔欠損)
- (全身へ血液を送る大動脈が左右の心室にまたがっている(大動脈騎乗)
- (肺へ血液を送る肺動脈の右室の出口(漏斗部)が肺動脈弁と一緒に狭くなる(肺動脈狭窄・漏斗部狭窄)
- (左右の心室の圧が等しくなり、右室が肥大する(右室肥大)
難病情報センター:病気の解説:ファロー四徴症(指定難病215)より引用
手術成功の後は、テレビの取材なども入ったりしてました。
先天的心臓疾患って猫には多いらしいのですが、人間だったら難病指定受ける様な症状でも、今や手術で治せる病気なのです.......ただ人間と違って保険などが無いので(最新の事情は分かりませんが)10年前当時で、Ninja H2 SX SEが買えちゃうくらいの費用がかかりましたが.....orz
そんな訳で、その医療技術には全幅の信頼を置いている病院なので、セカンドオピニオンをもらうならココだろうということで訪問。一応、直ぐにどうこうという問題ではなく、経過観察で良かろうという診断を貰ったので一安心。
安心したので飯を喰う。明日はどうしよっかなぁ。
安心したら腹が減ったので、野毛の居酒屋で魚料理でお祝い。
帰宅後に、先日GETしたヤエステをヘルメットに貼ったりしながら過ごしました。
さて、明日はどうしよっかなぁ。
維水志萌一
ネコちゃん、今んとこ問題なさそうで良かったですね。
命の重さをひしひしと感じます。
バイク一台分・・・、金額では比べられませんね。
kenji00から維水志萌一への返信
生まれた時は手に持つと分かるほどに心雑音がしていまして.......あちこちの動物病院を駆けずり回った結果、当時は日本国内の民間病院ではココにしか猫に対応しそうな小型動物向け人工心臓が無かったのです.....
やっと見つけた手術してくれる先生も、大学の設備で試行しての論文発表はされていましたが成功率は低く、民間治療では事例が無いという状況で。
結局、東京・神奈川・秋田から複数のスタッフの方にお集まり頂いて手術するという大げさなコトになりました。
でも、こうやって記事にしておけば「ファロー四徴症の猫でも手術で救うことが出来る」というコトを検索で知っていただけるかなぁと思いまして.....