乗ってみた
GSX-S750で鈴菌に感染しGSX-S1000Fにも乗ってみたヲッサンにとっては、コレは非常に評価が難しいバイク...
このバイクは皆さん御存知の通り、車体のベースはGSX-S1000で。細かなアップデートはあれども基本的にはデザイン違いの兄弟車。
もちろんデビュー年式が新しいなりのUpdateはあるにしても40万円近い価格さをそのカタチに対してどう考えるか...ってのがアレなトコ。
以下、印象をメモ。なお、例によって素人ヲッサンのたわごとであることを予め申し上げておきますｗ
素敵なところ
ん？なところ
リア周りのデザイン...
は、コレ、どうなんでしょう？最新バイクのデザイン文法に沿ったショートなテールは未だ許せるとしても、
リアフェンダー兼ナンバープレートステーなこのパーツ...強度をもたせるなら素材を工夫してでももう少しスマートに作れなかったもんなんでしょうか...
なんというか無骨にも程がある感じ...
休憩したバイカーズパラダイスにフェンダーレスキットを装着した車両が展示されていたのですが...
コッチのほうが断然良いと感じるのはワタシだけでしょか...
初代カタナの亡霊
新型カタナのこのカタチに惚れて...ないとどうしても旧型カタナと比較しちゃいますよね。乗り味だけで言えばかなり近いGSX-S1000/Fがありますし、恐らくは今年あたりGSX-S1000系はモデルチェンジしてカタナと同様のファンクションが搭載されてくるでしょうし。
ワタシは初代カタナの登場が鮮烈だった記憶がある世代なので、やはりコレがカタナで新型はあくまでもオマージュ車。新型カタナに乗っていて初代カタナを見かけたら...「やっぱりカタチはあっちの方が良いなぁ...」と思ってしまうでしょう...
まとめ
という訳で難しいバイクです。乗って楽しいバイクではありますが、それならGSX-S1000/Fでも良い。
じゃあこのデザインを買うか...というと12リットルのガソリンタンクでは都市部ツーリングしかできない...
あとやっぱり特に初代にある種の憧れを持った世代にとっては...このデザインも魅力的ではありますがやはり劣化コピー的に感じる部分が無いといえば嘘になる...フロントカウルにある、この溝とかも「コレって機能と関係あんの？」みたいな目で見出してしまい...リアを含めた各部のオーバーデコレートぶりまでもが気になってしまう始末。
とはいえ維持や程度の良い車体の価格を考えると初代カタナを買うのはかなり勇気がいる選択...
恐らくはそのうちユニコーンジャパンあたりが初代カタナに超寄せるための外装キットを出してくるんじゃないかとも思います...で、もしそういうのが出たらソレを装着した車両に乗りたいと感じているワタシ...
うん。なんかワタシにとってはいろいろ難しいバイクだ。コレw
いまの段階だとワタシならGSX-S1000を買って差額で前後にOHLINS入れたりする方が魅力的...だわ...orz
ケーブルの巻き取り形状を真円ではなく楕円形状にすることで初期の過敏さが軽減されているんだそうです。コレ、GSX-S1000/Fにもポン付けとかできるんですかねぇ？
モーターの様に回る系な4気筒は走っていても急かされる感じが強いのですが、このエンジンはそんなコトもなく。エンジンの回転を味わいながらトコトコも走れる名機だと思います。
タンクからサイドカバーの部分も、コレ、カタナデザインです。赤デカールのSUZUKIってレタリングがカッコいいｗ
フロントキャリパーのBremboも良いですし、GSX-S1000Fではいまいち仕事してる感が薄かったリアサスも、走行距離3kmのド新車状態で借りたにも関わらず適度に動いてくれて椿ラインを下ってる時も安心感がありました。
田舎ツーリングとかは怖くてできないんじゃないですかね？コレ。今年のGWに四国一周したときには80kmくらい走ってもガソリンスタンドが目につかないエリアとかありましたし、そうでなくても例えば新潟から福島に酷道352号を抜けるツーリングとかだと携行缶持っていかないと不安で楽しめないレベル。