Neo Sports Café Concept→CB1000R
去年の東京モーターショーで目にしたHONDAのNeo Sports Café Concept
当日会場で目にした中では最もカッコよいと感じたオートバイです。
で、その後、コレはCB1000Rとして市販された訳ですが、まだまだ路上で見かけたコトはありません。CB125RやCB250Rはバイク屋とか青山のホンダ本社で見たのですが、なにしろ250cc以上のホンダ車はドリーム店専売になってしまったので、普通のバイク屋には並んでませんし。
というコトで近くのドリーム店で試乗してきました。自宅から20分圏内に川崎宮前店と川崎中原店の2つのドリーム店があるのですが、今回はオープンしたばかりの中原店へ。
事前に電話も入れておいたので、試乗申込書に名前を書いて免許証のコピーを取っていただいただけで直ぐに乗車。
乗ってみた
先ずは乗る前から。見た目のカッコよさ。特に塗装の品質は特筆モノです。
足つきはNinja 1000と同じくらい。身長177cm(ただし短足)のヲッサンだと、ちょっと膝を伸ばせば両足ベッタリだけど楽な感じで両足着くと少し踵が浮く感じです。
20分ほど好きに乗ってきて良いですよと言われたので余裕があれば首都高も一区間ぐらい走れるかなぁと思っていたのですが、土地勘の無いエリアで道に迷ってしまい、結局は市街地をウロウロしただけでした。
試乗開始直後はSPORTSモードになっていましたが、初めて乗るバイクでおっかなびっくりと街中を走っている限りには素直で超乗りやすいバイクです。
素敵なところ
何しろ乗りやすい
スポーツバイクらしく少々重心位置は高めで、市街地での交差点90度カーブよりはワインディングが絶対に気持ち良いんだろうなぁと感じますが、とはいえ十分街乗りにも使える乗りやすさ。足つきがあと1~2cm良ければ超リラックスして乗れそうです。コレは自分のものにしたらサスペンションのプリロード調整とかで満足できるはず。
普段がめちゃくちゃ足つきの良いNinja 650なので、私のインプレは足つきで印象が大きく変わっちゃう傾向にあるのですが、それを差し引いてもポジションを含めた安心感は絶大。
あ、ちなみにタイヤはDUNLOP SPORTMAX D214Fを履いてました。
HONDA CBの4気筒はどこまでもスムーズ。
バックトルクが刺激的なGSX-S1000あたりと比べると、なんというかホントにスムーズでモーターの様に廻るエンジンです。これはCB系に共通の美点ですね...私はもう少しガサガサしたエンジンが好きですが...
ちなみに見た目ではシリンダーヘッドカバーの意匠が可愛くてほのぼのしますw
快適装備
ETC車載器(2.0かどうかは未確認)は標準装備でインジケータもメーター内にビルトイン。グリップヒーターも違和感なく標準装備。試乗中は気づかなくて、帰宅後にカタログを見ていて気づきましたw
安全・快走装備
ABSやトラコンはもちろん急ブレーキをかけると自動的にハザードが高速点滅するなどという仕組みも搭載しています。フロントフォークはSHOWAのSFF-BP倒立フロントフォークが装備されてます。フロントブレーキも使いやすい&良いタッチ。
クイックシフター
アップ/ダウン両方向のクイックシフターが着いてます。アシスト&スリッパークラッチ装備なのでクラッチ操作は負担になりませんが、ワインディングではコレがあると超楽しいというのはBMW S1000Rに乗った時に体験済み。
ちなみに試乗開始から暫くはコレが着いているコトを忘れていて普通にクラッチ操作してました。が、いずれにせよ市街地ではあんまりクイックシフターの恩恵は無いですね。
高品質
現時点で最も気にいっているネイキッド(ストファイ)なGSX-S750&1000は共用されたキーシリンダー部分など目につく場所がコストダウンされていて若干萎える部分がありますが、そのあたりはさすがに隙がありません。まぁ、もちろんその分価格が違うんですけれどもw
シートのステッチとかも、いちいちお洒落。
ん?なところ
短時間の街中試乗では、性能そのものに不満が出るわけがありません。不満を持ったとしたら、ソレはライダーの責任...と言い切ってしまって良いくらいのバイクです。
なの、コレは私の個人的なアレなのですが...
ちょっと気恥ずかしい未来感
コンセプトモデルとしてみたら超かっこいいヘッドライトを含めて、車体全体に漂う未来感。コレ、乗る方もウェアとかヘルメットとかをキメキメにしないといけないんじゃないかという...
乗り手よりバイクの方が目立つよね。コレw
荷物は....積めないね。
スポーツイメージなショートテールに小さめなリアシート。コレは荷物を積んで出掛けるバイクではありません。
セカンドバイクを購入したら、そちらにもヘプコ&ベッカーのC-Bowを着けるだろうなぁと思っているのですが、こんどはデザインがそれを許さない感じ。
まとめ
今回は急に思い立っての試乗だったので、予習なしでのライディングでしたが、私ごときのレベルで街中短時間試乗しても、そのバイクのコトは全然分からない...ということを再確認しました...
お楽しみとしては試乗もアリですが、購入検討ならばやっぱりレンタルバイクで数百キロは走ってからじゃないと怖いです。
まぁ価格帯的に購入候補からは外れちゃうんですけど...もしコレを買う予算があってもBMW S1000Rの方を選ぶかな。多分。